住宅の耐震 地震に強い家にするには

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住宅でこわいのが地震。日本は地震大国

過去大きな地震で多くの家が傷つきました。

日本は地震大国です。世界の中で、国土面積はそれほど大きくはないといえる日本ですが、

なんと

世界中で起きている地震の中で、M6以上の地震の約20%はここ日本で起きています。

めっちゃこわいんですけど

たぶん絶対つぶれない家なんてないんじゃないか

昔から地震、雷、火事、オヤジなんて言われてますが、家にとって地震と火事はただ事じゃないですね。(最近の若い子にはオヤジはどうなんでしょう・・・)

調べてみたら「オヤジ」は「台風」という説もあるそうです。

今回は家に対しての地震対策。つまり耐震について考えます。

では、私たちは地震から家を守るため何をすればいいでしょうか。

専門家の知識までとは言いませんが、さすがに少し勉強しましょう。

実際の被害は

突然の余談ですが、上のような基礎コンクリートのひび割れは地震が原因なのかどうかはわかりません。

でも、地震があった場合、補修費用が地震保険で下りるケースもあります。興味のある方は問い合わせてみてください。

耐震基準と言っても、専門家の方たちが結集し作り上げたもののため、

われわれ素人には細かいところまでは普通わかりません。

いろいろなものを読んでも計算式だのなんだので、

そ、そうですか

というのが正直なところです。われわれは最低限のことを知っていればいい。

なんとなくわかる範囲のことで判断すればいいと思います。

専門的な意味で突き詰めたい方は建築関係の文献からいろいろ調べられます。

まず、耐震基準の一つの転機としては1981年になります。

しかし、この基準前に作られた建物は先の熊本地震では、ほぼ全戸と言っていいほど、

倒壊しました。

その後、2000年に基準が改正されます。

熊本地震の被害としては

・1981年以降の基準で作られた建物の80%が被害が少ない。
・2000年以降の基準で作られた建物の半数以上は無傷でした。

やはり耐震基準というものが非常に大事なことがわかります。

ただ、100%被害がでない構造にできるまではまだ至っていません。

未だ断熱性能、家の劣化対策など世界の住宅先進国に比べてかなり劣っている日本ですが、

実は日本の耐震基準においては世界で比べても最も厳しい部類に入るのです。

ですので、建築の際は耐震基準は一つの重要な要素と考えましょう。

そもそも耐震基準とは

耐震基準とはなんでしょう。

構造計算や見たことない記号の計算式もあり理解は難しいですが、

難しく考えなくてもなんとなくわかることがあります。

それは耐震等級です。下記に簡単ですがまとめます。

現在の耐震等級

・耐震等級1 数百年に一度ある大地震でも倒壊・崩壊しない程度
・耐震等級2 耐震等級1の1.25倍しにくくなる
・耐震等級3 耐震等級1の1.50倍しにくくなる
簡単に言うとこんな感じです。
「数百年に一度ある大地震でも倒壊・崩壊しない程度」
というのは、震度6強~7程度を指しています。
関東大震災や阪神淡路大震災のような規模ですね。

私がいろいろな会社を見る限りでは耐震等級1で建築する会社さんはほぼなさそうです。

「建物が倒壊しないレベル」

つまりこれは人命を最優先しているわけです。

ですので、連続して大きな地震が発生した場合、耐震等級1では足りないとまでささやかれています。

実際被災現場では、耐震等級3の家には戻れたが耐震等級1の家には戻れず避難生活を余儀なくされたとの話までありました。ですので、耐震等級が高いに越したことはないでしょう。

それ以外に後々のメンテナンスコストを考えるとそこにも影響がでることでしょう。

まとめ

耐震等級3にすることで家を強くすることはいいことです。

ですが、構造計算の過程で間取りの制約が出たり、変更があるのも事実です。

そういったことも踏まえ、考えていく必要もあります。

いままで日本は数多くの地震に見舞われてきました。

それでも復興を繰り返し今の日本があります。

それでもやはりマイホームは地震の被害を受けないのが一番です。

首都直下、南海トラフなど数多く地震の心配がされています。

家は貴重な財産です。

そしてなによりも命と家族を守ることにもつながります。

ゆっくりじっくり考えてみてください。