外壁も重要な要素として考えよう
家の見た目を決めるのは外壁です。
一般的に住宅の素人が見て一番気になるもの。それは見た目だと思います。
住宅の形ももちろんそうですが、色も印象が変わる要素ですね。
実は、色だけではなく外壁に使われている素材でも大きく印象が変わります。
外壁の種類
単に外壁と言っても色々な種類があります。
注意深く周りの住宅を見ていればすぐにわかりますが、外壁にいろいろな素材が使われています。
ですので、実際外壁を選ぶ段階になると迷う方も多くいらっしゃいます。
選ぶ上で、指標となるのが、
まずはデザイン、それからコスト、あとはメンテナンスのしやすさや劣化について。
このあたりになるかと思います。
それぞれ外壁にどんな特徴があるのでしょう?代表的な素材をご紹介します。
住宅外壁の種類
注意深く見ている方はパット見でわかるかとおもいますが、大きく分けると以下の3種類でしょうか。
・サイディング
・塗り壁
・タイル
このあたりが一般的に多く使われているとおもいます。
見た目ももちろんですが、防水の役割としても重要な役割を果たしています。
それぞれに各特長がありますので、どういった外壁にするかはデザインだけでなく、
性能、コストの両面からも検討することをお勧めします。
サイディング
一番多く使われている外壁です。
単にサイディングと言っても種類は様々です。
いろいろな種類があり見た目も、例えば木のように見えたり石目調にできるなどとにかくバリエーションに富んでいるのが特徴です。
現在は、セルフクリーニング機能(雨を利用するなどし、勝手に汚れが落ちる)
光触媒を採用するなど機能的にも向上しています。
また、コスト面でも期待できる材料になります。
文字通り木を外壁に使っていきます。
ですので、古い住宅にも多く使用されています。
使う木材としてはヒノキやヒバなどが多く使われております。
張り方によって家の印象も大きく変わるため特に木が好みの方にとっては選択肢に入る外壁になるかと思います。
防火規制上の制限が入る可能性もありますが、採用した場合にはメンテナンスが不可欠です。常にさらされているため、定期的に塗装を行うことが必要ですが、
これを面倒と思うか、楽しむか。これが選択の分かれ道になります。
その分、木の経年変化が見れるというのはオツですね。
ガルバリウム鋼板という材料を外壁につかっている住宅をよくみます。
非常にスタイリッシュ、モダンにみえる印象です。
合金亜鉛メッキという名で表現される場合もあります。
デザイン以外の利点は、軽い材料のため建物の重量を軽減でき地震に対しても有利になります。なので、外壁に使われなくとも屋根材にも非常に多く採用されています。
これは木造住宅だろうが、鉄骨住宅であろうが採用できます。
元がコンクリートのため耐火性に優れ、経年劣化にも強い素材になります。
コスト面では高価になる傾向があります。
塗り壁
どちらかというとコストがかかるため高価な部類に入ります。
それでも、住宅に豪華さが出たり、高級感が出るのは確かです。
また、全体的に塗装を施すため、サイディングのようなつなぎ目も見えにくくなり一層一体感が出てきます。
塗装の仕方によりいわゆる「模様」もさまざまにできますので自由度も高いです。
基本的にはモルタルを使用するため耐火性などの耐久性に強い施工になりますが、どうしても経年によるひび割れや変色などの劣化は避けられません。
この場合もやはり定期的なメンテナンスが必要になってきます。
タイル
基本的には磁器質といわれるタイルが使われるのが多いです。
サイディングや、塗り壁とくらべてもコストがかかるため、一般の住宅では壁全面をタイルにする
住宅は少ないと思います。
本物の磁器質タイル張りとなると非常に高級感もあり、なおかつ耐久性もピカイチです。
もちろん色を含めた種類も多くあります。
タイル張りにした場合のコストが上がる要因としては、材料ももちろんですが、施工に非常に手間を要するため、技術料というところも入っているかと思います。
まとめ
住宅を考える際、打ち合わせをする際に、どちらかというと間取りや仕様、設備に時間や手間、検討をすることが多いイメージがあります。
それは全く悪いことではありません。
それでも、それと同じくらい外観のイメージも大事にしてほしいです。
後々のメンテナンスコスト、街並みとの調和、外壁自体の性能。
外壁は選ぶ数も相当あります。他にはレンガなんかもあります。
もちろんコストとの相談もありますが、できる範囲で悩み、相談し、
そして、ゆっくりじっくり家づくりを楽しんでほしいと思います。