リフォームか新築か

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建替えかリフォームか

リフォームと新築を比較

リフォームとは、居住の改築や改装のことで、特に内外装の改装を差す和製英語

英語の reform は「改心する、改正する」もしくは広く「作り直す」の意であり[1]、日本語の「住宅リフォーム」に相当する語は renovationrefurbish である。また、建築業者の中には「リフォーム」ではなく、「家を作り直す」との意を込めて「リホーム」 (rehome) としているところもある(これも和製英語)。

引用元:Wikipedia

言葉の意味は分かりましたが、実際の作業や内容はどうなっているのか、

これまで新築に関することを多く扱ってきましたが、今回はリフォームにもちょっと焦点を当てたいと思います。

・ 一言でリフォームと言っても、水周りだけ変えるような小規模なもの。

・ 屋根から外壁まで変えてしまうような大規模なもの。

これもすべてリフォームです。

ではリフォームと新築の違いは何でしょう?

0から作り上げるのが新築、それ以外はリフォームです。

リフォームのみを専門としている会社も少なくありませんが、

例えば、新築のアフターサービスもリフォームと一緒です。

ですので、新築に携わる職人さんは基本リフォームも行っているのです。

新築と比べると安価で済むケースが多いですが、果たして長い目で見た際にその損得を見極めるのは非常に重要ではないでしょうか。

業者に依頼した場合など、依頼した箇所以外にもあれやこれやと他の直し部分が必要との指摘を受け、非常に高額な見積もりが出る場合があります。

はたして、適正なのでしょうか。

そういった場合、住宅診断士、耐震診断なんかもうまく活用するといいでしょう。

行政によっては無料で耐震診断を行っているところもあります。
お住いの地域が該当するかどうか、市役所等へお問い合わせをしてみてください。
※行政による診断は耐震基準施行前に建築された住宅が対象となるケースも多いため
そのあたりの確認もしっかりとおこないましょう。

リフォームの金額が適正か

リフォームの見積もりは依頼箇所が多いほど、それが適正かどうか、要は相場とかけ離れていないかという見極めが難しくなってきます。

現在は情報の多さもあり少なくなってきてはいますが、以前は一般の方には知識がなくそこに付け込んで作業に見合わない非常に高額な工事を行う業者が数多くありました。

中には裁判にまで発展し、報道などにも多く取り上げられていました。

悪質リフォーム(あくしつリフォーム)とは、日本において主に訪問販売における建築請負契約(主に住宅の改築、改修、模様替えといったリフォーム)についての悪徳商法行為で、正規の建築請負の上でのトラブルと区別が付きにくいのが現状である。

一般に「リフォーム」と呼ばれるものには羽毛布団のリフォーム業などがあるが、ここでは建築業エクステリア工事に限定する。

引用元:Wikipedia

上記のリンクには過去の事例なんかも載っていますので是非参考にしてください。

こういった背景もあり、行政も悪質業者から消費者を守るための動きもあります。

例えば、東京都では、「リフォーム10」という業者の行動基準を策定しています。

住宅リフォーム事業者行動基準(リフォーム10)

ルール1 問合せに対する迅速かつ適切な対応と情報の開示
ルール2 具体的に記載した見積書の提出
ルール3 書面による工事請負契約
ルール4 元請事業者の責任による工事・管理
ルール5 工程表の提出
ルール6 工事打ち合わせ記録書の作成及び工事写真撮影の実施
ルール7 工事完了確認書の提出
ルール8 アフターサービスの実施
ルール9 標準書式により関係書類を整備
ルール 10 トラブル等への責任ある対応

参照元:東京都市整備局 「 住宅リフォーム事業者行動基準

リフォームのみ専門に行っている会社をとやかくいうつもりはありません。

ただし、新築をやっている住宅会社であれば、新築工事と同じ要領で工事を進められるため、工事自体も安心ですし、ある程度の規模の会社であれば悪徳業者に当たってしまうこともないでしょう。

ですから、リフォームをまずお考えになる方は、ハウスメーカーや地元工務店などに相談をするのが無難になります。

けっして、訪問販売や押し売りによる即断はしないようにしましょう

しっかり業者を把握した上で、調査から見積もりを依頼してください。

実績の確認等にネットを利用する場合は、施工事例や方法がしっかりと記載されている業者をお勧めします。

リフォームを考える際ただ直すというよりは雰囲気をがらっと変えたい方が多いでしょうから

例えば、「自然素材、デザインにこだわりたい」⇒ LOHAS studio という会社があります

新築時にリフォームも考える

住宅は建ててから5年や10年だけすむものではありません。

とかく今の住宅は以前の住宅と比べ耐久性も上がっていますから、性能によっては50年60年住むことも想定し建築をすることをお勧めします。

スケルトン・インフィル

なかなか聞きなれない言葉だと思います。

スケルトンとは、建物の骨格部分、いわゆるやり直しの利かない構造部分です。

インフィルとはそれ以外の間取りであったり、設備であったりというのがそれにあたります。

しつこいようですが、現在住宅を長持ちさせることを前提として建てるため、将来的な家族構成の変化であったり、ライフスタイルの変化に合わせたリフォームが比較的容易にできるよう作られている工法がスケルトンインフィルになります。

新築を考える際はこのスケルトンインフィルを担当者と相談しながら間取りを決めていくことをお勧めいたします。

古民家再生などはこのスケルトンインフィルを利用しているとも言えます。

リフォーム時の注意点

先ほど紹介した業者や金額以外にも実際にリフォームする際の注意点をお伝えします。

特に築年数が経過している家に注意が必要です。

素人ですから作業の精度事態とかそんなものではなく、リフォーム中の室内の影響についてです。

それは、「住んでる人に対する影響」です。

特にここでいう影響とは、健康に対する影響です。

皆さんも聞いたことがあると思いますが、昔の住宅には、有毒なものも使われている場合があります。

「アスベスト。いわゆる石綿です。」

非常に人体に悪影響です。厚労省でも紹介しているので見てみましょう。

(1)石綿(アスベスト)とは?
石綿(アスベスト)は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。
その繊維が極めて細いため、研磨機、切断機などの施設での使用や飛散しやすい吹付け石綿などの除去等において所要の措置を行わないと石綿が飛散して人が 吸入してしまうおそれがあります。以前はビル等の建築工事において、保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、昭和50年に原則禁止さ れました。
その後も、スレート材、ブレーキライニングやブレーキパッド、防音材、断熱材、保温材などで使用されましたが、現在では、原則として製造等が禁止されています。
石綿は、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで予防や飛散防止等が図られています。

(2)石綿が原因で発症する病気は?
石綿(アスベスト)の繊維は、肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があることが知られています(WHO報告)。 石綿による健康被害は、石綿を扱ってから長い年月を経て出てきます。例えば、中皮腫は平均35年前後という長い潜伏期間の後発病することが多いとされてい ます。仕事を通して石綿を扱っている方、あるいは扱っていた方は、その作業方法にもよりますが、石綿を扱う機会が多いことになりますので、定期的に健康診 断を受けることをお勧めします。現に仕事で扱っている方(労働者)の健康診断は、事業主にその実施義務があります。(労働安全衛生法)
石綿を吸うことにより発生する疾病としては主に次のものがあります。労働基準監督署の認定を受け、業務上疾病とされると、労災保険で治療できます。

引用元:厚生労働省 アスベスト(石綿)に関するQ&A

これが住宅に使用されているわけです。

主に使用されている個所として、

  • 外壁
  • 内壁
  • 屋根

など、それ以外にも多くのところで使われています。

ですので、特に居住しながらリフォーム作業を行う場合、十分に配慮した作業が必要です。

解体業者は安全に処理するのがあたりまえですが、住んでる側としても換気を十分に行うなど、

対策をきちんと取りましょう。

可能であればなるべく家にいないようにするのが一番ですが・・・

まとめ

建替えやリフォームで悩んでおられる方の多くは、

リフォームは、「簡単」、「安い」、「早い」などメリットを重視しがちです。

確かに予算が決められた上での話ですので費用に際限なくあれもこれもとはできません。

ですが、注意すべき点、それからそれが本当に必要かなど、じっくり考えたうえで最終的に決断いただくことをお勧めします。

それぞれの家の状況、家庭でやることもまったく変わってくるはずです。

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あとは、ゆっくりじっくり家づくりを楽しみましょう。