住宅購入時の諸費用はこんなにかかる

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建物だけじゃない!住宅費用は諸費用も含めて考える

これから増税もあり2%UPの費用も気になりますが、

そのほか建物の工事以外にもいろいろな費用、つまり諸経費が掛かってきます。

今回は、家の工事費や土地の取得費用以外にかかる家づくりの諸経費についてまとめてみました。

まずは消費税

やはり、そうはいっても2%の増税は大きいです。

例えば、3000万円の住宅を購入した場合、

2019年3月31日までの工事請負契約であれば、消費税分は240万円。

対してそれ以降の契約分に関して言えば10%が適用されるため、300万円。

その差なんと 「60万円」 !!

これも諸経費と言えば諸経費、決断ができる方であればなるべく早いほうがいいかもしれません。

増税前後、期間はそうありませんがよくお考えになることをおすすめします。

契約締結関係の諸費用

工事請負契約金は別として契約時にお金がかからないイメージがありますが、

契約書を結ぶ際に、収入印紙が必要になります。この印紙代ですが、

税金扱いとなるため、消費税は掛かりません。一般的な住宅費用として、

1000万~5000万とした場合、通常2万円の印紙税がかかります。

今は印紙税の軽減措置があり1万円でOKです。(業者と双方で2万円)

これは、借り入れがある場合の銀行との契約書にも必要です。(金銭消費貸借契約)

その他、非課税になる諸経費として、

  • 固定資産税
  • 都市計画税
  • 不動産取得税

等の費用が発生します。税金ていろいろなところでかかりますね。

登記関係に必要な諸経費

土地の購入や住宅の登記に係る業務については、

基本的に、司法書士、土地家屋調査士といった専門家に土地や住宅の登記を依頼します。

実は、登記関係も自分でもできます。ただし、相当な労力と時間、手間、勉強することを覚悟して臨みましょう。その代わり数十万円程のコストカットになります。

ここでかかる費用は、実際に専門家が動くためその手数料としての報酬がかかります。

プラス登録免許税がかかります。こちらは税金のため消費税は掛かりません...

※基本的に専門家が代行して登録免許税も支払うため支払いは専門家への一度になるケースが多いです。

住宅ローン利用時の銀行への諸費用

住宅購入されるかたのほとんどが住宅ローンを利用されることとおもいます。

銀行も金利以外に手数料を徴収します。また、ローンの保証料も別途支払いが必要です。

その他、つなぎ融資利用時はその期間の金利分の支払いも必要です。

※つなぎ融資とは完成するまでの間に利用する融資です。


住宅ローンを利用する場合、金融機関の正式な融資が実行されるのは、建物が完成した後です。そのため融資が実行される前に、まとまった支払いが必要で、自己資金ではカバーできない場合、別の借り入れをする必要があります。
この一時的な融資を「つなぎ融資」といいます。正式に住宅ローンの融資をしてもらうまでの間、「別の融資でつないでおく」という意味合いから、「つなぎ融資」と呼んでいます。

引用元:価格.COM

地鎮祭・上棟式費用

やるやらないは人それぞれです。

やはり、安全な工事を祈願する上で望ましいこととは思います。

地鎮祭費用と言っても神主に支払う費用とお供え物くらいです。

上棟式は、行う規模により大幅に変わってきます。

逆に上棟式でそこまでお金をかける方はそれほど多くはありません。

各種申請による諸費用

長期優良住宅や住宅性能表示の申請に際し、追加での支払いが必要です。

長期優良住宅だから得をする、性能表示があるから得をする、

これは人それぞれになりますのでお考えや状況のもと申請の可否を判断してください。

家の価値は長期優良や性能表示があるほうが客観的にみる資産価値が上がります。

建築中や完成後の諸費用

特に建替えの方であれば、仮住まいの用意が必要です。

家族の人数も多い場合には、荷物の量やなにより生活のため、それなりの物件を賃貸する必要があるでしょう。

賃貸物件については基本的に借りる期間にかかわらず敷金や礼金というものは変わりません。

ですからそれなりの費用が掛かってきます。

またそれに伴い引っ越しが必要になりますので、プラスαでの費用も必要です。

私が家族4人で一戸建てから一戸建てへ引越しをした時の話です。
大手3社の引越し業者から見積もりを取りましたが、以下になりました。
・9万円
・13万円
22万円

絶対に数社から見積もりを取ってください。

22万円の見積もりをした担当者になぜそんなに高いのか質問しました。その返答は

「他にやすいところがあるならそちらのほうがいいですよ。」でした。

・・でした。儲かってるんですねぇ

すいません。話がそれました。ですので、引越見積もりは数社をお勧めします。

もちろん、完成後の引越しもありますのでその分の費用も考慮してください。

もちろん量や距離で変わるため一概には言えませんので価格は参考程度です。

行政に支払う諸経費

これは、建築した場所や既存の建築地の状況にもよるため一概には言えませんし、金額も変わります。

ただ、通常かかってくるものとして、主に

  • 水道加入金
  • 下水受益者負担金

などが挙げられます。

・水道加入金
水道を使うために水道局など水道を管理している公的機関に支払う費用です。
設備業者が建て替えて工事費と合わせて支払うことがほどんどだと思います。

・下水受益者負担金
下水道利用のために公的機関に支払う費用です。
○○〇円/㎡としているところと一括いくらとしているところなど行政により様々です。

 

火災保険料などの諸費用

住宅を新築したら必ず入るのが火災保険です。特に住宅ローンを利用する場合は必須条件です。
(そうじゃなくても入らない方はいないと思いますが・・・)

通常の火災保険では地震や津波に対する補償はふくまれておりません。

ですので、金額も補償内容により上下しますので、地域に合わせ考えてみてください。

こちらも保険会社により金額に差がありますので数社見積りをお勧めします。

水害補償を入れるかどうかで保険料がかわります。悩む場合は地域のハザードマップをぜひ検討材料に入れてください。

まとめ

これまでにご紹介した以外にも、近所へのご挨拶の品代や工事用の駐車場を借りる費用、町内会費そのた諸々、 建築地や内容によりかかってくるものもあります。

これは素人ではなかなか難しいため、担当者の方などに相談、協力を仰いでください。

それから、

坪単価 ○○万円!!

の触れ込みをよくみますが、ご紹介したような諸経費ははいっていないことがほとんどです。

ですので、坪単価を聞く場合は、

「家に実際住むまでかかる坪単価はだいたいいくらになりますかー?」

と聞いてみましょう。そのほうが、計画も立てやすいですしなにより予算を検討しやすいです。

建築費用だけが家づくりではありません。他にもこれほどの費用が掛かります。

ゆっくりじっくり家づくりをしていきましょう。